
設立趣旨
オホーツク地域に住む私達のほとんどは、この地域に愛着を持っていると思います。
流氷で覆われた冬のオホーツク海や、北海道の醍醐味を存分に味わえる山々など、誰でも心和む記憶があることでしょう。
オホーツクの奥深い魅力は、北海道の中においても特別な風景であり、一度訪れると二度と忘れられない風景だと思います。
富良野での「北の国から」(テレビドラマ)が全国的に有名となり、大勢の観光客が押し寄せたように、このオホーツクにおいてもその魅力は負けてはいないのです。
「フィルムコミッション(FC)」とは、国内外の映画、TVドラマ、CM等のロケーションを誘致し、オホーツクの景観を映像で発信し、オホーツクの知名度の向上や地域の魅力の再発見することです。
この地域の各団体や個人が映画製作等に寄与することで、多くの人的交流が生まれ、経済・文化・生活等あらゆる面で新しい刺激が生まれ、観光宣伝にも役立つことが大いに期待できます。
ロケ隊の滞在による経済効果や雇用の創出、新しい文化や産業が生まれる可能性もあるのです。
オホーツク紋別FCは、「オホーツクの風景を売り込むこと」をテーマに活動し、オホーツク地域に新しい物語が生まれることを応援するものです。

OMFCが目指す方向
OMFCは今後以下のような取組みを行っていきたいと考えています。
- 市民参画・市民主導の活動
- 当地域では、映像以外の芸術文化に対する活動は既に執り行われており、今後はFCを含めた総合的な取組みが望まれることから、そのためには市民や民間が主体となった斬新なイベント企画、そして実践を目指します。
- 映像関係者とのネットワーク
- 国内外の映像関係者との関わりから、それら事業ノウハウ、技術を習得し、地域住民の人材育成に結びつくような仕組みを構築するとともに、その後においても各種アドバイスを受けるなど、映像関係者との交流・協働ネットワークにより、地域産業の活性化を図ります。
- 行政の積極的な連携
- ロケーションには、許認可等の手続きなど、民間では経験のないノウハウ等を含め行政のバックアップが必要となります。
そのためFCの趣旨を共に理解した上で、必要な要請を行政に行うとともに、住民、民間、行政のパートナーシップを図っていきたいと思います。

設立から現在までの経緯
- 会員状況(平成17年6月2日)
- 会員登録者 127名
賛助金納入企業数 21社
- 会計状況
- 一般会員からの入会金1,000円及び各種団体からの協賛金
- 事業経過
- 年月日
- 事業内容
- 内容
- 平成14年1月28日
- オホーツク紋別フィルムコミッション設立
参加人数80名
1)FCについて
2)今後の活動について
- 平成15年2月10日
- フィルムコミッションフォーラムin紋別(定期総会含)開催
参加人数120名
1)後藤監督、シアターキノ中島代表
2)紋別写真同好会による風景写真展併催
- 平成16年2月13日~14日
- オホーツク紋別流氷映画祭
出演者 原田芳雄(俳優)・黒木和雄(監督)・後藤幸一(監督)・林海象(監督)・中島洋(シアターキノ代表)
「海ほおずき」、「新・雪国」、「美しい夏キリシマ」上映
- 平成17年2月24日
- オホーツク紋別流氷映画祭
映画「北の零年」上映
- 平成18年2月22日
- オホーツク紋別流氷映画祭
映画「男たちの大和YAMATO」上映
- 平成18年3月25日
- 映画上映会
映画「子ぎつねヘレン」上映
- 平成19年2月20日
- オホーツク紋別流氷映画祭
映画「フラガール」上映
- 平成20年2月20日
- オホーツク紋別流氷映画祭
映画「恋するトマト」上映と「小檜山博と大地康夫トークショー」
- 平成20年2月
- 「面白南極料理人」のロケハンティング
沖田監督・原作者西村淳来紋
- 平成20年3月1日~3月15日
- 韓国映画ロケ
日韓スタッフ約50名
- 平成21年2月16日
- ソウルでの「おいしいマン」プレミアム試写会に併せたロケ地紋別のPR宣伝
応援団(富岡会長以下20名)がロケマップ・クリオネ展示・帆立貝柱を観客(470名)に配布
- 平成21年2月21日
- ゆうばり国際ファンタスティック映画祭2009」「地域映像コンテンツ創造セミナー」に招待
同セミナーは経済産業省の主催で船木事務局長が出席
- 平成21年3月28日
- まちに映画がやって来た!を開催
ドキュメント「まちに映画がやって来た」映画「おいしいマン」の上映やキム監督を交えてのトークセッション
- 平成21年4月25日
- OMFC映画上映会
映画「おくりびと」上映
- 平成21年12月23日
- OMFC映画上映会と監督とのトークショー
映画「ふみ子の海」上映と近藤明男監督トークショー
- 平成22年2月28日
- 映画「いのちの山河」協賛上映会
映画上映と長谷川初範トークショー
- 平成22年7月10日
- OMFC映画上映会
映画「オーシャンズ」上映
- 平成22年11月12日~14日
- 長湯温泉日韓短編映画祭で「おいしいマン」が上映されることからOMFC役員を派遣し、ロケマップ等を配布し紋別をPR
派遣役員は、川崎市に住む浅見氏(OMFC東京事務所所長)・川崎氏(OMFC特別役員)の2名
- 平成23年2月22日~3月4日
- 映画「アンフェア the answer」ロケ
俳優・スタッフ約85名
- 平成23年7月22日
- 映画「アンフェア the answer」完成試写会〜イマジカ東京映像センター
船木事務局長出席
- 平成23年9月3日
- 「2011 国際森林年記念事業〜市民と森林をつなぐ国際森林年の集い in 北海道紋別市」のイベントの一環として紋別市とOMFC共同主催による映画上映と主演の長谷川初範トークショー
映画「TAKAMINE〜アメリカで桜を咲かせた男」上映
- 平成23年12月10日
- OMFC映画上映会
映画「アンフェア the answer」上映会
- 平成24年7月10日〜12日
- 映画「許されざる者」のロケハンティング
コムケ湖周辺
撮影は阿寒湖に決定
- 平成24年7月20日〜23日
- 福山雅治主演の「SK-IIスペシャル」CM撮影ロケ
コムケ湖、三室番屋
- 平成24年11月23日〜24日
- 映画「じんじん」製作記念剣淵ツアー
船木事務局長出席
- 平成25年1月18日〜2月6日
- 映画「私の男」冬編のロケ
俳優・スタッフ約40人
- 平成25年4月9日〜22日
- 映画「私の男」春編のロケ
俳優・スタッフ約40名
- 平成25年7月29日
- 大分県杵築市議会〜OMFC活動について行政視察
船木事務局長対応
- 平成25年8月31日
- OMFC映画上映会
剣淵町がメインロケ地となった映画「じんじん」を上映
- 平成25年9月10日
- サントリー「金麦ビール」秋バージョン撮影のためロケハンティング
渚滑町宇津々他
撮影地は稚内に決定
- 平成25年10月11日
- 映画「私の男」完成試写会〜イマジカ東京映像センター
船木事務局長出席
- 平成26年1月18日
- 台湾TVドラマ撮影のためのロケハンティング(撮影は3月予定)
ガリンコ号他
撮影時、流氷がなく撮影は中止となる
- 平成26年5月8日
- 映画「私の男」公開に向けたPR活動打ち合わせ
北見シネコン支配人と協議し、市内各所にポスター、チラシを配布することを決定
- 平成26年6月29日
- 第36回モスクワ映画祭で「私の男」がグランプリを獲得
同時に主演の浅野忠信が主演男優賞を受賞
- 平成26年10月20日〜22日
- タイ王国TV旅番組ロケ
流氷科学センター、サケの水揚げ、ガリンコ号での釣り体験、八十士での砂金摂り体験
- 平成26年11月16日〜18日
- サントリー「DHA&EPA+セサミンX」のCM撮影
出演者〜長谷川初範
オホーツクタワー、すし店、魚組市場、紋別公園
- 平成26年11月30日〜12月1日
- 富士ゼロックス「四次元ポケットプロジェクト」のCM撮影
市内小学校での撮影を予定していたが、クライアントの都合で中止
- 平成27年1月
- 「トッカリセンター」を舞台にした映画撮影についての協力依頼
映画製作に向け資金調達中
定期的に監督と連絡を取り合っている
- 平成27年5月
- 「ガリンコ号」を舞台にした映画製作について協力依頼
札幌で実行委員会を設立し、資金調達中
地元として制作費の協力要請がなされている。
- 平成28年3月23日
- 「ガリンコ号」を舞台にした映画「碧(あお)のみち」制作発表
旭川市役所(記者クラブ)で発表
ロケ地は旭川、札幌、紋別、石狩他
- 平成28年3月29日〜4月1日
- 「トッカリセンター」を舞台にした映画のシナリオハンティング
加藤哲郎監督、岡田裕プロデューサー、北里宇一郎シナリオ作家来紋。シナリオ作成のためトッカリセンターや紋別の街並みをハンティング
- 平成28年7月1日〜10日
- 「トッカリセンター」を舞台にした映画のシナリオ制作のため北里宇一郎が来紋
トッカリセンター職員や漁業関係者等、多くの市民に会う。
- 平成28年10月
- 映画「北の桜守」制作担当者がロケハンティング
映画「アンフェア」でも撮影された元紋別の「旧花鹿邸」を視察。
ロケ選定はされずに終わる
- 平成29年2月22日〜23日
- 映画「碧(あお)のみち」のロケ
俳優・スタッフ約25名
はまなす通り、ガリンコステーション、ガリンコ号船上にてロケ
- 平成29日4月1日〜3日
- 「トッカリセンター」を舞台にした映画のシナリオ手直しのため加藤哲郎監督来紋
映画シナリオ「オホーツクではじまる(仮称)」シナリオ(準備第二稿)を携え、トッカリセンターをはじめロケ予定地や関係者と面談。
シナリオの手直しが必要とし帰京。
- 平成29年9月11日〜12日
- 映画「オホーツクではじまる」岡本裕プロデューサー来紋
紋別〜OMFC、札幌〜道庁、札幌FCに撮影協力要請を行う
- 平成29年11月
- 映画「Crisis」ロケハンティング〜オープンセットを建て、爆破や銃撃シーンを撮影
沼の上コンチネンタル株式会社のテストコースをハンティング。
映画撮影が中止となる