オホーツク紋別フィルムコミッションの解散について

オホーツク紋別フィルムコミッションは、国内外の映画、TVドラマ、CM等のロケーションを誘致し、オホーツクの景観を映像で発信し、オホーツクの知名度の向上や地域の魅力の再発見を目的に2002年(平成14年)1月28日に設立されました。
これまで「オホーツク流氷映画祭」を含む映画上映会は12回開催、多くの監督さんや俳優さんに出演して頂きました。
中でも地元出身の俳優長谷川初範氏主演の「いのちの山河」「TAKAMINE〜アメリカで桜を咲かせた男」の上映会ではトークショーを開催するなどOMFC活動にご協力頂いた1人です。

映画ロケは2008年(平成20年)3月の韓国映画「おいしいマン」2011年(平成23年)2月の「アンフェア The answer」2013年(平成25年)1月&4月の「私の男」の3作品ですが、「おいしいマン」と「私の男」は作品の8割が紋別ロケ、「アンフェア」は5割が紋別ロケとなっております。
この3作品全てに紋別市民の方々がエキストラ出演して頂いた他、「おいしいマン」では、ソウルでのプレミアム試写会に併せ応援団(片岡会長以下20名)を結成し試写会会場にてロケマップ・クリオネ展示・帆立貝柱を観客(470名)に配布しロケ地紋別のPRを行ったのは印象深いものがありました。
また、この3本の映画ロケでは約50〜100名の俳優を含めた映画関係者が滞在地元への経済効果は1本当たり1千万円〜2千万円と推計されます。
この他、ロケハンティングは行われたものの残念ながらロケに至らなかったものも多くありました。(「面白南極料理人」「沈まぬ対応」「許されざる者」「北の桜守」など)
こうした映画上映会や映画ロケを通して多くの映画関係者とのネットワークが構築され、ロケ地探しやロケ協力の依頼が増えてきました。
今年(2022年)1月世界最大級の動画配信サービスを展開するNetflix(ネットフリックス)オリジナルドラマ「First Love 初恋」のロケが紋別空港を中心に行われましたが、このロケは前述の映像関係者とのネットワークを通じて実施されたところですが、コロナ禍でのロケということで撮影者側の「感染防止対策」の提示と徹底。そして地元事業者の撮影協力(宿泊ホテル斡旋、大型バスの借上、ロケ弁当の手配)については、コロナ禍であることを前提に協力を依頼し承諾を得、実施されたところです。

しかし、2020年(令和2年)2021年(令和3年)の2年間コロナ感染拡大に伴いロケ誘致も困難な状況が続き、OMFCの活動も休止状態となっています。
今回の「First Love 初恋」のロケにおいてもロケ現場への随行は行わず撮影者とは電話連絡にて対応してきました。
今回は3日間のロケということで何事もなく無事に終了することが出来ましたがFCとしてのあるべき活動とは違ったものとなったことは今後解決しなければならない課題となっています。

日本映画界は、濱口竜介監督、西島秀俊主演の「ドライブ・マイ・カー」が米アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞したことで大いに活気づいていると言われています。
これからも自然豊かな北海道へのロケ依頼は数多くあると思われ、紋別においても冬の「流氷」レトロな「はまなす通り」冬の「船揚げ場」初夏の「白樺林」「坂のある町」の他、我々が知り得ないロケ地が沢山あると思います。
但し、コロナ禍でのロケは今後も続くと予想され、行政のコンセンサスが必要不可欠になると思われます。
これまでOMFCが窓口となって行ってきた「ロケ相談」はコロナ禍では行政が受けることでスムーズに進行するのではないかと思います。
折しもOMFCも2002年の設立以来20年という節目を迎え、これまでの活動で初期の目的は果たしたのではないか?と総括。
こうしたことを踏まえ、OMFCが担ってきた活動業務を行政に委ね「オホーツク紋別フィルムコミッション」を解散することを5月に開催した総会に諮り、6月末をもって解散することを決定したところです。

これまで多くの皆様のご協力の下、FC活動を続けられてきたことを深く感謝申し上げる次第です。

尚、これからのFC活動は市の観光交流推進室が担当いたしますので、OMFC同様にご協力を頂ければと思っております。

本来であれば、出向きご挨拶をしなければならないところ書面での失礼をお許し願います。

 

令和4年6月
オホーツク紋別フィルムコミッション
会長 片岡一道
(事務局 船木哲夫)